メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

生活リズムを整える

 療養生活が続きますと、やはり日々の過ごし方がポイントとなってきます。療養開始当初は頭も身体も疲れまくっているのでひたすら休むことを心掛けます。基本、何もしないこと。と言いますか、何も考えないようにすること。特にストレス原因となるストレッサーを思い出さないようにすることです。何もせずボーーーーっとするもよし、何かしら気持ちがわいてきたら単調作業でも良いので淡々とやり過ごすにもよしでしょう。ストレスから身体を遠ざけ、休まることが第一ですので。

 投薬治療も並行して行っているので、徐々にですが薬の効果が出てきます。睡眠導入剤などの睡眠薬は積極的に活用しましょう。夜寝ることを助けます。眠れただけで回復が大いに進みます。抗うつ剤などの脳神経系に直接作用する薬をしっかり使っていきましょう。抗うつ剤などは風邪薬や胃腸薬、鎮痛剤のような即効性はないのですが、じわあっと効いてきます。その作用は漢方薬のそれに近いかもしれません。

 抗うつ剤は投薬開始時はその分量調整が大切です。効き目が悪かったり、逆に強かったり。私の場合、ちょうど適量でした。強すぎず弱すぎず。ちなみにここで言う強い効き目とは副作用がひどい状態を指します。吐き気とかめまいとかですね。薬によって色々です。弱いというのは数日間経過しても改善の兆候が見られない状態です。大体、2週間程度を一つの区切りで薬の効果を確かめます。で、私は投薬を始めて2週間後の診察で大きな問題も出ていなかったので、それを継続しているというわけです。

 抗うつ剤の作用のメカニズムですが、簡単に言えば脳内の神経系を行き来する物質を活性化してあげるお手伝いをします。神経同士の信号が行き渡らなくなって、脳の働きが落ちちゃっているので、信号の流れをよくしちゃいましょうという感じですね。信号は脳内物質が動くことで発生していて、その物質を活性化します。そして、その効果は意欲向上という形で現れてきます。「何かしたいなあ」「暇だなぁ」という気持ちがウズウズと芽生えてくれば、ちょっとしめたものですね。

 話を少しもとに戻します。療養期間中は投薬治療と並行しながら日々を過ごします。少し何かしたいという意欲が出てきたら、無理のない範囲で身体を動かしましょう。疲れたら素直に無理せず休みます。そして、大事なことは同じ時刻に起きて、三食をしっかり食べて、同じ時刻に寝るという生活リズムを整えること。これが大切です。朝起きて、しっかり日光を浴びることで、脳内にメラトニンという睡眠を助ける物質が12時間あとくらいに分泌されるので、夜眠りやすくなります。休養でついダラダラしてしまいがちなのですが、そこは「今治療をしている」という意識をもって、復帰後のことを考えて生活リズムを整えることはとても大切なことです。

 では、続きはまた次回にて。

 byよそふる