メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

家族の理解

 「自宅療養」「お家で入院」自宅で療養生活をするうえで欠かせないもの。それは同居家族の理解と協力です。職場でメンタルダウンになって病気療養するとなったとき、「ずっと休んでいて会社の方は大丈夫なのか?クビにならないのか?」と大抵の家族は心配します。また「大の大人が平日昼間から仕事もせずにフラフラとしている」という偏見を持たれる心配を持つこともあります。そのあたりはその人の価値観であり、同居家族と言えども価値観は異なります。まして、メンタルヘルスの辛さはメンヘルに罹った本人でのみしか分からないので、理解を求めるのもなかなか難しいものです。

 それを踏まえた上で家族から理解し協力してもらえるのは大変ありがたいものです。幸い、私の場合は同居人は配偶者だけですので、自分の状況を理解をしてもらえやすかったと思います。日頃からの状態をそれなりに見ているわけですし。思うところもあったことでしょう。今の仕事が忙しく心身ともに疲れていること、夜眠れないこと、産業医に相談してみること、紹介された病院で受診すること、鬱病と診断されたこと、病気療養することになったこと、療養に当たっての会社の福利厚生制度、等々、包み隠さず配偶者に話してきました。ですので、当人の受け取り方もスムーズなものだったと思います。

 特に療養期間中の休職扱いについては、サラリーにも影響してくるわけできちんと話ておく必要があります。こちらも幸い福利厚生がそれなりにしっかりしており、ある程度の期間は有給扱いで休めれることも大きかったです。療養休暇を取るにあたって、管理監督者の立場で休んでも良いものかとも悩みましたが、主治医から「そういう制度が揃っている企業に勤めてれていることだけで貴方の強みなんですよ」という一言が肩の力をそっと抜いてくれました。そうか、自分の力か、では使ってもいいや、と。変な瘦せ我慢で無理をしても後々不幸になるだけ。メンヘルの治療は遅くなればなるほど回復に時間がかかります。そういった背景もあり、病気療養には入りやすかったと思います。

 できるだけ同居家族には正直に自分の状態を話すこと。打ち明けられた家族もそうしてくれた方が助かると思います。小さなプライドで恰好つける必要はありません。自分に正直に「しんどい」と言えることがどれだけ大切なことか、と考えます。

 では、また次回にて。

 byよそふる