メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

意欲が戻ってきた

 療養生活に本格的に入り、しばらくは何もせず自宅でじっとしながらの生活を続けていくと、徐々に頭と体力が回復してきます。そして少しでも意欲が出てきたら、自然体でその欲に従っていきます。「何かしたい」「あれを食べたい」なんでもよいです。元々、人間は欲のある生物。生きていく上での三欲とか五欲とか言われますが、本能的に何かを欲することは悪いことではないです。行き過ぎはダメですけど。そこは倫理観と節度を持つとして、ま、それが出来るから人間なわけであって。

 とにかく「何もする気にならない」という意欲減退が鬱病の主な特徴の一つですから、何かしらの意欲が出てくることは大変良いことだと思うのです。そこで気を付けないとならないのは、欲に素直になりすぎて、張り切り過ぎないこと。大抵、体力も落ちていて、さらには免疫力とかも落ちているので、思っている以上に身体は疲れやすい状態です。そこは身の程を知りましょう。ですので、自身の疲労感にも素直であってほしいわけですよ。

 「何かしたい」という意欲に任せて何かをしているときは実に楽しい。自分が「やりたい」ことと「やっていること」が合致しているわけですから、実に気持ちよい。でも、必ず疲労感が出てきます。眠くなる場合もあります。疲れたら、そこでお終いにしましょう。今日やり遂げられなくても大丈夫。療養期間はたっぷりあります。やり遂げることが目的ではありません。もちろん、何か普段やりたくて終わらせたいことをこの機会にやり終わらせれればそれに越したことはありませんが、その目的は二の次です。今は、「何かをしたい」という意欲が常に出てくることが第一です。疲れたら休みます。で、また体力が回復し、意欲が出たら、やり始めなおせばよいです。

 この意欲と実行の繰り返しが、自分自身の自信回復につながります。それは体調回復に向けて非常に良いことです。鬱病になった根拠には「今までできていたことができなくなった」という自信相喪失という背景があるからです。少しずつですが、成功体験を繰り返して自信を取り戻しましょう。本来の自分の力を取り戻しましょう。

 しかし、ある程度、何かしら事を成し遂げるようになったからと言って、復帰を急いではなりません。そこには落とし穴が潜んでいます。

 続きは、また次回にて。

 byよそふる