メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

ジョハリの窓

 今週頭から台風直撃の日本列島でした。思いのほか台風の影響はなかったことは幸いでした。一部、局所的な強い雨風はありましたかね。台風が過ぎて少しは涼しくなるかと期待しましたが、蒸し暑さは変わりなく。とにかく体調管理は注意してやっていかないといけませんね。

 今日は2週の一度の定期通院でした。今月頭からフルタイム勤務になったことなどの近況報告を主治医まで話してきました。まだフルタイム勤務となって営業日数的には2日程度ですから、感触としていいも悪いも言えない状況ではあります。前回までのブログで綴ってきたような何となく予想してきた周囲の反応、そしてそれに対する私自身nとらえ方や反応などを話しました。あとは人事で人の流動があったことくらいですね。

 主治医に近況を報告する際は、ちょっとした環境の変化がメンタルに大いに作用しますので、少しでも多くの情報を報告するように努めています。家庭のこと、職場のこと、最近関心が高まってきていること、等等。自分自身を形成する全てのことが大なり小なりの強さでつながっているわけで、どこにストレッサーとなるスイッチがあるか分かりませんので、思いつくことは話すようにしています。自分自身で気づいておけば理想ですが、気づかない部分も多々ありますので。ジョハリの窓ってやつです。

 ジョハリの窓とは、自分(主観)と他人(客観)との認識のズレを理解するツールです。自分のことは自分自身が一番理解していると思うのが通常だと思います。でも、実際には自分で認識しているそれとは別の自分が他者には見えているかもしれません。自分のことゆえに見えていない性格も多いそうです。

 ジョハリの窓は「開放の窓」「秘密の窓」「盲点の窓」そして「未知の窓」の4つの窓で構成されます。「開放の窓」は自分も他人も気づている自分。「秘密の窓」は自分が他人に隠している自分です。この辺りは分かりやすいし、意識している人も多いでしょう。それに対して「盲点の窓」は、自分は気づていないが他人には見えている自分です。癖とかがそうかもしれませんね。自分では意識していないけど知らぬ間にやっている習慣とか。自分では気づいていなかった長所なども潜んでいることもあると思います。「未知の窓」は自分も他人も気づかない自分。ここは未知なる可能性が潜んでいますね。

 主治医との診断や産業医との面談は「盲目の窓」を気づかせてもらう場だと考えます。メンタルヘルスとなった状態では自分自身では分かっているつもりでも脳内的に一つのことに固執したりする傾向もあり、正直、冷静に自己分析ができていないことは多々あります。実際、なかなかできません。脳が疲れているのですから。そのため、診断・面談でできるだけ事実を伝えて、その伝える様も含めて第三者であり専門家である主治医や産業医に自分の状態を見てもらうことはとても重要です。そして、与えられるアドバイスをできるだけ素直に聴く心が大切ですね。心が疲れているときは本当に難しいのですが、第三者の意見を聴き入れることはメンタル治療にも復帰後の再発防止にも必要なことだと考えます。

 そういったルーチンはできるだけ短いスパンでやっていけた方が安心です。私自身まだまだ治療途中であり、再発防止のためにもしばらくは2週に一度の定期通院は続けていくつもりです。

 では、また次回にて。

 byよそふる