メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

うつ病の再発率

 病気療養でしっかり心身ともに回復し、主治医や産業医からの許可もおり、いよいよ職場復帰となってもそれで終わりではありません。むしろ、そこがスタートとなります。

 「再発」 メンタルヘルス、特にうつ病ではこの再発を気を付ける必要があります。うつ病の再発は特に珍しいことではなく、その再発率はなんと50%もあります。2人に1人です。そして、再発することで慢性化、すなわちうつ病に罹りやすくなり、1回目の再発50%に対して、2回目は70%、3回目は90%と再発する可能性が飛躍的に上がっていきます。再発予防を特に注意して行うことが大切ですね。

 再発することで治療期間も長引きますので、できるだけ再発は避けたいところです。うつ病の治療は再発予防にあると言っても過言ではないかもです。実際、予防医学では、一次予防、二次予防、三次予防の3段階に分かれます。一次予防は「病気を発生させないこと」、二次予防は「病気の早期発見・早期治療」、三次予防は「すでに起きた病気の回復・機能維持・再発防止」を意味します。病気療養などはまさに三次予防のそれですが、再発防止も三次予防に掲げられています。見方によれば、一次予防の「病気を発生させいないこと」とも相通ずるようにも受け取れますね。

 再発防止が三次予防の中での病気回復以降につながる工程にもあり、心身回復後も一定期間は投薬治療を続けていくことは往々にしてあります。再発する要因は多々あるようですが、体調面で言えば病気の罹りはじめの急性期や体調取り戻しを実感してきた回復期においては、自覚もあるため服薬や通院を続けやすいことに対して、回復した後は体調不良という自覚が少なくなるため服薬や通院が疎かになっていくことが挙げられます。要は自分自身の問題ですね。服薬は一定期間は続けると上述しましたが、大体半年間は続けるようです。じわ~~っと効いていく漢方薬みたいなものですね。

 自分自身の問題は、そのことを意識しておけば何とか気を付けていくことはできると思います。同居家族がいれば家族の理解を得ましょう。第三者の働き掛けできちんとした予防を維持することができると思います。

 大きな問題はストレス環境の改善ができるかどうかです。これは相手があることなのでそう簡単にはいかないでしょう。自分は変えられても他人は変えられない。よって職場環境なども簡単には変えられない。となると、ストレス耐性を上げていく、すなわちストレスに対する対処(コーピング)を意識して取り組むことが重要となってきますね。

 この辺りの課題はなかなか解決策が見つからないですね。とりあえず、うつ病は再発しやすい病気である、ということです。今後のブログで職場環境改善やストレスコーピングなどについてもどんどん書いてみたいと思いますので、それらを踏まえて何かしらのヒントを導き出していきたいと思います。

 では、また次回にて。

 byよそふる