メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

職場復帰までの葛藤

 私のブログは、私自身のメンタルダウンしてからの療養状況や復帰への道筋、復帰後の営みなど実体験に基づいて綴っています。その体験談の合間にメンタルヘルスに関する知識や日々思うことを綴るというスタンスです。

 実体験の紹介については、できればリアルタイムに、例えば「今日こんなことがあった」「こんな経験をしてこう思った」といったことを紹介できれば、よりリアリズムも増すとは思うのですが、正直、身バレも恐れているところもあります。ですので、体験手記は少し時系列が崩れた過去の体験談のような形になっていることはご容赦ください。とは言え、思い出しながらもこういう記述をブログという形で残す営みは、自身の頭の整理にもなりますし、今こう書いている時点でメンタルヘルスに対する自身の気づきにもつながりますので、それなりに意味のあることかとは思っています。

 以前、病気療養後、職場復帰のタイミングについて綴りました。私の場合、主治医からは私自身の復帰許可をなかなか降りませんでした。私のメンタルダウンとなったストレス要因、すなわち職場環境(業務のやり方等)がなんら変わっていないことを主治医が理解していたからです。つまり、多少体調が回復した状態で元の職場に戻っても以前と同じストレスを受け、いずれはまた再発するという未来が予想されるからです。

 この点、今振り返れば本当に冷静な判断を主治医はされていたと思います。様々な事例・症例を診てこられたきたからでしょう。しかしながら、患者の立場としては体調回復してきている実感はある。メンタルダウンする前の元気な活力のある自分を取り戻せているという自覚も自負もある。そして管理者という役付きだから、なおさら早く戻らなければという焦りもあったのでしょう。そのあたりの葛藤は確かにありました。

 しかし、主治医の意思は強い。逆に私が管理者であるという立場であるからなおさらです。役付きのある立場の人間が職場復帰したとき、周囲がどこまで配慮した対応を取るのか。おそらく多少の業務制限を課したとしても周りの認識はその通りにならないだろう。戻った時点で以前と同じようなパフォーマンスを周りは期待というか要求してくるというものです。そしてそれに応えようとする自分自身がいる。間違いなく近い将来に再発している未来が想像できるのです。

 復帰のためには、多少の体調回復でなく以前よりパワフルな状態での回復が望ましい。合わせてストレス耐性を鍛える、つまり適応力を上げる。そこまで持っていくには結構な日数を要しました。結果的には、療養期間が長期化することで私自身の体調が重症であるという理解が職場の中に浸透し、周囲の理解を得やすい環境を作っていったと思います。おかげで復帰後の職場への入り方は非常にやりやすい状態となりました。

 長くなったので、続きはまた次回にて。

 byよそふる