リハビリ外出

　前回のブログでは、療養期間から復帰に向けた準備として試し出勤というリハビリテーションがあるということを綴りました。模擬出勤→通勤訓練→試し出勤という流れです。試し出勤の段階まで行けば、実際の職場まで出勤して短時間勤務など負荷をコントロールしながら本来の状態まで持っていくことになります。さて、模擬出勤や通勤訓練で実際の職場に行かないパターンであれば、はてさてどこに行きましょうかね？？

　特に明快な答えがわるけではないですが、できるだけその手法の意に沿った形の場所を選びたいところです。模擬出勤であれば、出勤時間に生活リズムを合わせていくという方法ですので、自宅近くでも構いませんね。自宅付近をウォーキングしたり、公園などを散策したりといったところでしょうか。通勤訓練となると職場近くまで行くわけですから、職場付近で時間をつぶせるところに行くのが良いと思います。職場に近いところで過ごすことによる精神への作用状態を見ながら、徐々に慣れさせていくわけですので。

　具体的な場所で言うと、定番は図書館とかになりますね。自宅や職場近くに図書館などの公共施設があると便利です。また、ちょっと長居できそうなカフェとかファミレスとか。他に思いつくとこで言えば、個々人の趣味や興味にもよりますが、美術館や博物館などの展示場とかもお勧めかもしれません。多少、入場料や拝観料などが必要とは思いますが、こういう機会に行きたかったところに行くのもありではないでしょうか。芸術作品に触れることで感性も磨かれ良い精神状態になることも期待できます。

　ほかにも民間で自習室などのサービスを利用する手もあります。学生さんや資格試験を受ける社会人の方向けに開放されている施設で月額会員制のものが主流のようですが、一日単位のゲスト利用ができるものもあります。そんなに手広く展開しているサービスではないので場所は選ぶと思いますが、大きな町であれば結構あるかもしれません。

　私自身も大体、図書館とか公園とかを利用しています。また、寺社仏閣巡りが好きなので街を探索してお寺や神社を探すこともやっています。結構、知っているようで知らないところが多く、この街ブラで新たな発見することも多々ありますね。これはこれで良い刺激でもあります。そして寺社仏閣そのものにヒーリング的な要素が大いにあるので、お参りすることでなんとなく見えない力をいただくような気にもなれます。

　療養期間におけるリハビリ外出は、人それぞれにあったやり方があると思いますので、関心のある方は自分なりの好きな場所をリサーチしてみてください。これを考えるだけでも結構楽しかったりします。そして、それを楽しめることが最大のメンタルケアとなるのでしょうね。

　では、また次回にて。

　ｂｙよそふる