メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

復帰への気持ち

 長らく療養し、心身ともに回復し元気が出てくると、復帰への意欲が出てきます。この意欲が自然発生で出てくることがとても良いことです。主治医からも産業医からも「焦らずに!」というアドバイスをもらいます。長期療養中の収入面での不安が解消されていても、自分自身がその職場で必要とされなくなる不安がついて回ります。

 職場で重責を持ってきた方、やりがいを持っておられた方になればなるほど、そういう気持ちは強いのではないでしょうかね?私自身も管理監督者、すなわり管理者の端くれとして職場でそれなりの責務をもって業務に従事してきたという自負があります。これは自尊心となり、自己を形成する基盤ともなっています。実はそこに落とし穴があるのですがね。

 自分がいなければ仕事が回らないと考えるのは、責任感が強いように見えて、実はそうではない。自己肯定感が強いだけです。そして、実際、自分がいなくても仕事は回ります。人間は適応能力が高い生物(だから進化してきた)なので、一時的に人が抜けてバタバタしても時間が経てば適当に折り合いをつけて何とかなるものです。ハードが効率化と言っても良いかもしれません。ですので、しんどいときは休みましょう。休めれます。この療養経験で改めて実感しました。

 そして、心身回復とともに意欲がもどってきていることが分かります。ぼちぼち復帰しても良いのではないか?いや、まだ早いか?今の状態で戻って大丈夫なのか?職場の状況は前と変わっていないのではないか?等等。期待と不安が入り混じる様々な思いが頭の中を駆け巡ります。冒頭でも述べましたとおり、こういう気持ちが自然発生することは良いことだと思います。社会への繋がりを自らシャットダウンせず、より積極的に社会への接点を持とうとする。健康的な反応と考えます。

 周囲もちょとずつざわつきだします。家族が、上司が、仕事仲間が、「ぼちぼちどうなのよ?」という感じで。しかし、ここからがとても重要。とにかく焦ってはダメです。調子が良くなったからといってすぐに戻るのはリスクありです。健康な状態からストレッサーに打ちひしがれてメンタルダウンしました。以前と同じ健康状態であれば、職場の状況が変わっていないのであれば、同じ状態になる危険があるのです。

 療養から職場復帰へのタイミング。その見定めるポイント。そして復帰後に何を注意していくいか、そういったポイントにも焦点を当ててブログに綴っていければと思います。

 では、また次回にて。

 byよそふる