メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

切りを付けない

『仕事の切りを付ける』という言い方があります。仕事の一段落を終わらすとか、区切りの良いところでおさめるなど、ある一定の目標点をクリアすることを指しますね。この表現は使われる方は多いと思います。私もその一人。そして仕事の効率的なやり方として『切りを付ける』ことはとても大切なことと考えていました。ところが、『切りを付けない』方が実は良い、そういう話です。

 このことは、今日、ツイッターのタイムラインで流れてきたツイートでつぶやかれていました。書かれていたことは「仕事や作業を中断するときは『切りが悪いところで止める』を意識した方が良い」ということ。切りが悪い状態ですと次の段取りを脳が無意識に考え、処理するため良いアイデアが生まれるそうです。

 このツイートを目にしたとき、「これだ!」と直感で思いましたね。確かに切りが付く方が良いんですよ。仕事の進み具合も的確に把握できますし、とにもかくにも一段落することで気持ちが落ち着きますのでね。その安心感を得るために丁度良い塩梅で区切りをつけようとするのです。では、なぜ『切りが悪いところで終わる』方が良いと思ったか?もちろん上述したような副次効果もあるのでしょうけど、私が直感で感じたこと。それは『〇〇時までに△△まで終わらせないといけない』という時間圧から解放されるということです。

 時間圧、、、これは相当のプレッシャーでありストレッサーですね。常に締め切りに追われる状況は心身ともによろしくないです。もちろんお客様とか取引先との約束事で絶対に守らないとならない期日はあります。そういうビジネス上の約束事はちょっと別として、自分自身でコントロールできるものについて考えます。今、自分が抱えている案件などで、今日中に仕上げなくても良い場合。切りのいいところまで作業ができれば御の字ですが、そこまでやろうとすると後1時間はかかりそう。時刻は退社時間になってしまった。さてもうひと踏ん張りして1時間残業して切りをつけるか、いやいや、今日は定時退社で切り上げて続きは明日頑張るか、といった具合です。

 何を言いたいか。自分が持っている時間を上手にコントロールしましょう、ということですね。ちょっと1時間頑張って丁度良いところで切りを付けた場合と、切りは悪いが定時退社してアフターを別のことに活用できた場合、もしくは疲労していた身体のケアができた場合などと比べたときにどっちが良いですか、ということです。有限な時間を何に充てるのが自身にとって有益か。自分本位で考えましょう。

「今日は切りが悪くてもいいや」という意識が頭の片隅に少しでもあれば、ちょっと余裕をもったタイムサイクルを回すことができるかもしれませんね。「切りを付けない」勇気。持ってみたいと思います。

 では、また次回にて。

 byよそふる