メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

短時間勤務

 

春の夏 涼しさ求めて 隠れ場所

 4月なのに昨日はなかなかの夏日和でした。日本の春はどんどん短くなっている感じがしますね。冒頭の写真は日差しが厳しい中、川辺に涼しさを求めて立ち寄ったときの一風景です。雑踏な街中でも探せばマイナスイオンが集まっている良い場所があるものですね。

 

 病気療養から明けて職場復帰後、短時間勤務を行っています。出勤時刻は通常の業務開始時刻に合わせて出勤し、午後過ぎに早引きするという流れです。出勤時刻を通常勤務に合わせることは夜就寝し朝起床してから出勤するまでの睡眠・覚醒リズムを安定させるという狙いもあります。そして、職場にいる勤務時間(拘束時間)を徐々に伸ばすことで職場ストレスに徐々に身体を慣らしていき、いずれは定刻退社まで持っていくという寸法です。これは主治医や産業医の勧めでもあり理に叶っていると思います。

 勤務時間(拘束時間)を短時間にするということは、おのずと業務量が減ります。つまり復職後における勤務配慮において業務量の加減をコントロールしているわけです。また退社する時刻が決まっていますから(伸ばすことは認められないから)緊急の締め切りに追われるような切羽詰まった業務を求められることは、基本ありません。求められても「今の状態ではできません」と断るだけです。

 えっ?断っても良いの?と思われるかもですが構わないです。決して無責任ではないです。産業医の助言に従い事業者が決めた就業時間に則って業務に従事する以上、その制限の中でできることとできないことを意思表示することが大切であり、それが責任感の表れとなります。むしろ、時間制限によって出来るわけでもない業務を安易に請け負う方が無責任とも言えます。

 また依頼されたものと断るという意思表示をすることは一種のアサーティブコミュニケーションの訓練にもなります。つまり相手を立てつつも自分を立てるということ。この場合であれば、「頼ってくれてありがたいのだけど、時間の制約があって今日中にはとても無理なんだ。明日でも良いかい?」みたいな感じです。その日のうちに終わらせてほしかった相手は別の方に依頼しにいくでしょう。翌日まで待ってくれるなら、翌日出社したときに自分がやるべき業務が明確化となるのでこれはこれで良いことなのです。

 また、『産業医の助言により』短時間勤務をしているという事実が大きな武器となります。依頼ごとを上手に断るときに、これを理由にしてしまえば良いのです。『なんとか対応したいけど、医者に言われているから・・・」という理由に対して、余程の無慈悲な人でない限り、その理由を無視してまで物事を頼もうという人はまずいないでしょう。もし、そういう人がいればその人の本性が見えたということでメリットがあります。その方の職場における立ち位置はあっという間に悪くなるでしょう。

 上述したように短時間勤務は業務量の加減による復職支援プログラムの一つですが、活用方法によっては、業務のやり方やコミュニケーションスキルを磨くことができる良い機会になると考えます。上手に活用して復職状況をより良いものとしていきたいと思います。

 では、また次回にて。

 byよそふる