メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

同居家族

 メンヘルに伴う療養生活を送るうえで同居家族は大きな存在となります。それは良くも悪くもという意味です。メンヘルでの苦しみや悩みは罹ったことのある人でないと、正直分からないものがあると思います。専門のカウンセラーなど共感力の長けた方であれば、相手の苦しみを理解することもできると思われますが、一般の方ではなかなかそうもいきません。数日間の休みであればともかく、なぜ何週間も何ヵ月も休んでいて、それでいて遅々として治癒しないのか理解できない方も多いのではないでしょうか。

 同居家族からの理解がなかなか得られない場合、そこは療養に専念しようと思っても非常に肩身の狭い思いをすることも容易に想像できます。同居家族がいるか・いないかは家族の理解を得られるかどうかで、その存在は良くもなり悪くもなります。特にパートナーには自分にとって最大の理解者であったほしいと思うところです。

 どうすれば家族の理解が得られやすくなるのでしょうか?一番早いのは、一緒に主治医診察を受けてもらうということでしょうね。家族の介護とかではそういうシチュエーションもあるかと思いますし、結構似ている面があると思われます。医師から容態を直に聞いて、不明な点は教えてもらい、同居生活をする上での心づもりをする。これだけで療養する相手への対応のヒントになることでしょう。

 同居家族がいることのメリットも多々あります。本人の異変に早く気づけますし、緊急対応も期待できます。薬をきちんと飲んでいるか、睡眠の状態はどうか、食事はきちんと摂っているか、等々、生活状況を客観的に見てもらうこともできます。また、重度のメンヘルでは最悪の事態というものも想像しておかねばなりませんので、家族の存在は大きいです。

 一人暮らしの場合は、自己コントロールというか自己マネジメントをどこまでできるかが課題となります。第三者の目がないため、心の葛藤を自分だけで折り合っていかねばなりません。鬱状態がひどくて無気力状態となり、三食もまともに取れない、朝起きれず昼夜が逆転するなど、生活リズムが一向に整わないばかりか悪くなってしまうリスクもあります。と考えると、療養生活においてはできるなら実家に戻るなど同居家族がいる環境で療養に臨んだ方がよいのかもしれません。

 ただし、同居家族の存在がストレッサーなのであれば要注意です。逆にストレッサーから距離を置くといったことをした方が良いのでしょう。その手段としては、入院なども考えられますね。こう言った場合は主治医とよく相談して療法を決めていくことが肝心だと思います。

 今回の私の場合、同居家族の存在に救われました。なかなか復帰できない私の状況に不安を持ちつつも、色々と話し相手になり一緒に病気と闘ってくれる有志でした。家族には最大の応援者であってほしい。お互いにそうありたい、と改めて感じています。

 では、また次回にて。

 byよそふる