メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

テレワークの可能性

 新型コロナ感染が全世界的に拡散した影響で実社会の成り方も大きな変容を伴いました。その代表的なもののひとつがテレワークの急速な普及拡大でしょう。元来、テレワークはワークライフバランスの実現に向けた働き方改革の一環として10数年以上前からその有効性は謳われておりました。しかし、その実用は一部の企業や組織にとどまり、テレワークの普及は遅々として進まなかった状況かと思います。ここで新型コロナというあまりよろしくない事象ではありますが、このパンデミックを起点としテレワークの有効性が再認識されあっという間にスタンダードとなりました。やれば出来るということですね。

 メンタルヘルスにおけるストレッサーとして、最大のモノは人間関係だと考えます。人間社会に生きる身の上として、人とのつながりは切っても切れない状況にあります。人それぞれの性分にもよりますが、人間関係がストレッサーになりやすい人はできるだけ人と会う機会を減らしたいところです。そこでテレワークが有効活用できるのではないかなと考えています。

 実際、メンタルヘルスの研究によれば、テレワークは仕事の裁量権の増加や通勤に伴う負担が減少してメンタルヘルスに好ましいと言われているようです。また、その反面として、労働者の孤立化や、上司・同僚からの支援の減少、家庭と仕事の境界線が曖昧になることによる労働時間の延長などがストレス要因になるとも指摘されています。

 結局、テレワークも仕事をこなすための一つの手段にすぎず、仕事の裁量や進め方、意思決定のやり方など業務の質面で改善されなければ、メンヘルに有効とはならないかもしれません。とは言え、やはり大きな可能性があることは事実でしょう。私自身も業務のやり方としては、一人で集中したい時間がほしいときが多々あります。テレワークであれば、少なくとも声掛けされる機会が激変しますし、SMSなどのチャットツールで大抵のホウレンソウができてしまいます。

 今後、情報社会では5Gや6Gといった高度無線ネットワークも普及し、益々ネットを基盤に活用した社会構造に変わっていくことが想定されます。デジタルツインといったリアルとバーチャルの世界の融合やメタバースなどの技術も進化しており、テレワークをしながら、実際に職場にいるような半分現実・半分仮想な仕事のやり方も出てくるかもしれません。ちょっと話が飛躍しましたが、メンタルヘルスを考えていく上で、テレワークの活用は今後もキーポイントになると考えます。自分自身もどんどん活用していこうと思います。

 では、また次回にて。

 byよそふる