メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

聞く力

 先日のブログで「逃げるが勝ち」と題して記事を綴りました。ストレッサーの大きな要因となる人間関係。離れれるものなら離れてしまってストレスそのものを無くすに越したことはありません。とは言え、人間が一人だけで生きていけない以上は何らかの組織とかコミュニティには否が応でも参加しなければならないシチュエーションは必ずあります。となると、出来るだけストレスにならないような人間関係を築く術を身に着けておくことは自分を守るためにも良いことだと思います。そこで出てくるのがコミュニケーション能力でしょう。

 一言でコミュニケーションと言っても、その内容は多岐にわたると考えます。真っ先に思いつくのは会話・対話といった口でのコミュニケーションでしょうね。口のコミュニケーションでもよくよく考えれば、「話す」もあれば「聞く」もあります。あえて「話さない」「無言」の話し方もありますね。人によっては話すことが大好きでいくら話していても疲れないとか、話すネタに困らないという人もおられます。テレビとかで出てくる芸人さんとかは話すことが仕事ですから本当にお上手ですよね。しかし一方的に話されても聞かされる方は大変なこともしばしばです。

 逆に聞くことが得意な方もおられます。いわゆる「聞き上手」というやつです。このスキルは身に付ければかなり重宝すると思います。相手がどんな話し方をしてきても上手く話しを聞き”すごし”かつ、相手の言い分のポイントを押さえて、話し相手もそれなりに満足させてしまいます。実に便利なスキルですね。もちろん、聞き役は聞き役になりにストレスを溜めてしまうことも多いと思います。

 私は若いときは自分が自分がという我が強いところがあり、元来話すことも好きでしたから相手の都合も考えず一方的に好きなことを喋るタイプでした。人間関係で色々と壁にぶつかったりして経験を積んできたことで、「聞く」力をそれなりに身に着けてきたと自負しています。今の自分はどちらかと言えば聞き役に徹することが多いので、若いときの私を知っている人からすれば「人間変われば変わるものだ」と思われているかもしれませんね。

 この「聞く」という行為は分かれば分かるほど面白いものがあります。観察力と言えばよいでしょうか、人間や周囲の状況を観察し察知する力が高まってくるような気がします。「聞く」も種類があって、一般的な「聞く」から「聴く」「訊く」とあります。

「聴く」は相手の言っていることだけでなく、言わんとしている言葉にならない心の根底にあるものを感じるというかなり深い意味を持っています。人間関係のコミュニケーションでは「聴く」力がとても大切です。この点について、また別のブログで綴ってみたいと思います。なお、「訊く」は詰問という相手を問い詰めることで、使っても嫌われるだけですので、普段は使わない方が良いですね。でも、これをやってしまう人が本当に多いのが人間社会です。難しいものですね。

 では、また次回にて。

 byよそふる