メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

アサーティブなコミュニケーション

日常生活において人と人との会話をする場面は随所に発生します。話をするのが好きな人、会話が苦手な人、そもそも対人関係に苦手意識を持つ人、一切気にしない人・・・人の性分は様々です。今日はコミュニケーションのテーマで綴ってみます。

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猫同士も会話に気を遣うのかな?

「アサーティブ・コミュニケーション」

 耳にされたこともおありかと思います。企業の人材開発研修などでも結構使われるコミュニケーションスキルの一つです。アサーティブ(assertive)とは、「自己主張すること」という意味です。単純に我を出せば良い、という意味ではありません。相手の主張も『尊重』しながら自分を主張を行うことを差します。すなわち、「アサーティブ・コミュニケーション」とはお互いを尊重しながら会話を行うコミュニケーションです。

スポーツの世界でもそうですね。個人競技団体競技問わず、スポーツマンシップという考えは、選手同士はお互いの立場を尊重(respect)し合った上で、能力を駆使して凌ぎを削り合います。だからノーサイド以降は、握手やユニフォーム交換などでお互いの健闘を称え合います。そのようなスポーツ選手の姿勢は格好良いものです。そういった選手に子どもたちが憧れて次の世代が育っていくという側面もあります。まぁ、中にはいがみ合う方々もおられますが・・・そこは反面教師で良いでしょう。 

「アサーティブ」でないコミュニケーションは次の3タイプがあります。

➀攻撃的

I am OK. You are not OK.(自分は良いが相手はダメ)

 相手手の気持ちを配慮せず一方的に自己主張するタイプ    

②受身的

I am not OK. You are OK.(自分はダメだが相手は良い)

相手から悪く思われたくないため自己主張を控えるタイプ

③作為的

I am not OK. You are not OK.(自分はダメだし相手もダメ)

相手に対する不満を直接ではなく陰口や態度で示すタイプ

 

あ~~~ある、ある!と思いませんか?そして、どのタイプも嫌だなとも思います。

本当にありたいと思うのは次のタイプですよね?

④アサーティブ

I am OK. You are OK.(自分も相手も良い)

お互いを尊重しながらお互いを主張するタイプ

 

確かにお互いを肯定し合えながら意見交換できたら気持ちも楽ですが、これを実践するにはやはりトレーニングが必要です。アサーティブには「誠実」「率直」「対等」「自己責任」の4つのポイントがあります。これは、トレーニングをすることで身に着けることができるそうです。別に何かしらの人材開発セミナーに参加して云々、というものでもありません。要は自分の考え方を変える意識を持っていれば自然に身につくと考えます。

相手を尊重するには、相手の良いところを見つけてみましょう。人は誰しも長所・短所があります。長所・短所は実は表裏一体であり、手の平と手の甲のようなものと捉えています。「あ~~なんか嫌だな~」と思う相手の挙動の裏を取って良いように捉えるようにすれば、それが長所に見えてきて自然と尊重できるのではないかと思います。

こころのストレス対策として「認知行動療法」というものがあります。これは頭に浮かんだ思考をバランスの良いものに柔軟に変換するという方法です。要は「都合よく考えろ」と私は端的にとらえています。この認知行動療法の手法もアサーティブ・コミュニケーションに役立つかもしれません。認知行動療法については、別の機会にでも別ブログで記事を綴ってみたいと思います。

私もアサーティブなコミュニケーションを実践できているとは言えませんが、常にアサーティブを意識して会話するようにしています。とりあえず相手の良いところを見つけます。相手がネガティブな発言をしてもそれを良いように脳内変換して言語として返します。誉め言葉になる場合もあります。誉められて嫌な人はそんなにいないと思いますので、それだけでも場の空気は良くなります。あとは少し勇気をもって自分の主張を口に出します。お互いがアサーティブな意識を持つ人が増えてくれば自然と会話しやすい雰囲気が世の中に醸成されるのではないでしょうか。

本テーマを記載するにあたり、なんとなく冒頭の猫さんの写真を掲載しました。根拠は無いですが、猫同士ってアサーティブかもと思ったりしまして。お互いの主張はしつつ適当に折り合いつけている感じがします。Cats are all OK!

猫さんを見倣って、もっと素直でありたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。