メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

自分を褒める

 うつ病などのメンタルヘルスに罹る方の基本パターンは『自分に厳しく真面目な人』かと思います。何ていうか、何事も最後まで自分自身で『やらなくてはならないぃぃぃ!』って思い込んでいるのではないかと感じますね。体力も気力も充実しているときは、すっごくパフォーマンスも良く、良い感じなのですが、気づかないうちにメンタルが疲れてきていたら、自ずとパフォーマンスも落ちていき、以前、当たり前に出来ていたことが出来なくなり、そんな自分を叱咤し、さらに負のスパイラルに落ちていく・・・メンタルヘルスあるあるです。

 もちろん、前述したのは一例であって、様々な要因が重なりあってメンタルヘルスとなっていきます。ただ、判断力が鈍ったり、何事もすることが億劫になったり、何かすることに不安を感じたり等々、ネガティブな心象を抱くのが大体同じだと思います。

 メンタルダウンしてしまった状態から、どうやってポジティブな気持ちを取り戻すことができるのでしょうか?医師の指示に従って投薬をきちんと施し、寝る努力をすることは当然必要です。しかし、治療にはすごく長い時間を要します。たった数日や数週間で復活できるようなものではありません。中々治らない自分自身の身体への焦りとか、苛立ちとか、諦めとか、何とも言えない焦燥感に包まれている方もたくさんおられると思います。

 楽しくもないのに、無理やりポジティブな発想をするとか、楽しいことを無理に考えるといったことは、かなり心理的負担も大きいと思います。自分自身に嘘をつくことにもなりますし、現在の素のままの自分に向き合っていきたいと本音は感じていることでしょう。

 私が今心掛けていることの一つとして、『自分を褒める』というものがあります。別にナルシストというわけではありません。とりあえず、何でも良いから自分を褒めます。例えば、『今日も朝しっかり起きれた』『今日も遅刻せずに出社できた』『今日も何事無く仕事を終えれた』『今日もしっかり三食食べれた』『今日もよく眠れた』等々。日常の当たり前の行動を一つ一つ『できた』ということを確認して自分を褒めてあげます。

 「そんなの出来て当たり前やん」と突っ込みを入れられるかもですが、メンタルダウンしたときはこの当たり前をすることが大変だったわけですよ。そして、今も投薬しながらの加療中の身の上です。いつ再発するかも分からない、結構、心理不安定な状態でもあるのです。だからこそ、一つ一つ、日常の行動で出来ていることに『自分を褒める』わけです。傍から見れば「出来て当たり前」なのだから誰も褒めてくれません。だから自分で褒めるのです。だって頑張ってますもん。

 自分を褒めることで、自然と自己肯定感が満たされることになります。自己肯定感は自分自身が自分自身を認めることとなり、つまり自分自身を好きになれます。そして、いつの間にか、それは自信につながっていきます。気づけばポジティブに物事を考えるようになると思います。これって、すごく良いことです。頑張っている自分を是非褒めてあげましょう。

 自分で自分を褒めるなんて、いつでもできますし、お金もかかりません。それを繰り替えすことで自分を好きになり、自信をつけれるなんてお得感盛沢山ですね。最初は気恥ずかしいかもしれませんが、やってみると意外と癖になりますよ。

 おかげ様で今日もブログを綴ることができました。そういう自分を褒めてあげたいと思います。では、また次回にて。

 byよそふる