メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

ペットロス症候群

 ブログ更新が少し滞ってしまいました。4日ぶりの更新です。先日、飼い猫が旅立ちまして、悲しさとか寂しさとかも入り混じりにながら諸々の対応も相まって、ブログの方は少し手を休めておりました。お蔭様で昨日、火葬まで無事終わりました。次は納骨ですが、少し時間を置く予定です。やはり気持ちがある程度、落ち着くまでは一緒にいたいですからね。これは家族も同じ気持ちです。

 さて、こういう経験から今回のタイトルを『ペットロス症候群』にしてみました。いわゆる『ペットロス』。よく耳にしますが、はてさて自分自身や家族にも現れてくるのでしょうか?

 ペットロスは名前のとおり、ペットを亡くすという飼い主の体験やそれに伴う悲しみのことを指します。今も昔もペットや家畜は家族同様。だから、家族を亡くしたときと同じように、いやもしくはそれ以上に残された遺族は悲しみに暮れることとなります。特に少子高齢化の現代においては、ペットが我が子のようなものであるケースも多いと思います(我が家もそうです)。ですので、我が子を亡くしたと考えれば、その悲しみは計り知れないものになると思います。

 自身にとって近しいモノが亡くなったとき、悲しさという感情を持つのは人として自然のことだと思いますが、ペットロス症候群はそういった悲しみが重症化して心身に支障をきたす症状のことを言います。

 ペットロスが発症すると飼い主は、『悲しみ』『混乱』『怒り』『罪悪感』『否認』『抑うつといった感情が現れるようです。その中でも『怒り』『罪悪感』『否認』『抑うつ』の4つの感情は、ペットの死に伴い感情が混乱する中で、その事実を認めたり理解したりすることが特に困難な感情となります。現実を直視できないため、自分の状態も正確に理解できず、克服することが極めて困難な状況になります。

 4つの感情の中に『抑うつ』がありました。そうです。ペットロスが深刻化するとメンタルヘルスを発症してしまう可能性もあります。感情のコントロールが効かなくなり克服することができなければ、いずれはメンタルダウンにもつながり、何かしらのメンタル疾患を発症するかもしれません。そうなると完治にはさらに時間を要すこととなります。

 では、今の私自身はどうか?『悲しみ』はあります。悲しいし、寂しいです。ただ、他の感情は今のところ生まれてきていないようです。飼い猫が調子を崩してから旅立つまで一定の期間があったこと、その間に家族と相談しながら出来る限りの緩和措置をしてやれたこと、そして、旅立つ瞬間のその時を家族と一緒に看取ることができたこと、こういった体験から後悔や懺悔といったネガティブな感情が生まれなかったのだと思います。それは、家族も同様のようで、その点も良かったと思います。

 この数ヵ月間も病気療養で休んでいたこともあり、結構な時間を飼い猫と過ごすことができました。もしかしたら、私がメンタルダウンしたのは、何かしら見えざる力が働いていたのかもしれないな、とも思ってしまいました。根拠は全くないですけど。

 話は逸れましたが、ペットロス症候群はペットを飼っている方であれば誰でも陥る可能性があります。そして重症化するとメンタルヘルスにもつながります。日常普段の当たり前の生活がちょっとしたことで崩れたときにメンタルは大きく揺さぶられます。いつまでもこの生活が続くわけではないと頭の片隅に意識しておくだけでも一つのストレス耐性となるのかもしれませんね。

 では、また次回にて。

 byよそふる