メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

フルタイムへのハードル

曇天に 鯉もイマイチ 乗り切れず

 今日はあいにくの空模様。小雨が降る中、マンションのベランダから飛び出ていた鯉もちょっとテンションが下がり気味に見えました。散策していると色々な風景が目に飛び込んできて面白いですね。

 

 ここ数日のブログで職場復帰後における慣らし勤務として短時間勤務について思いを綴ってきました。短時間勤務で徐々に職場の雰囲気や業務への対処など様々なストレッサーに適応していき、段階的に勤務時間を延ばしていきます。組織の復職プログラムによりますが、例えば一月単位で時間を延ばしていくようなことになります。勤務時間数が延びること。それはある程度、心身状況がスムーズに回復していっているのであれば、時間数を延ばすことはさほど難しくないかと思います。気を付けないとならないのは、どのタイミングでフルタイム勤務に戻すかということです。

 短時間勤務であれば周囲から見ても分かりやすいですし、半強制的に仕事を切り上げようとするバイアスが働きます。生活リズムのペースを崩さないようにしないとならないため、きちんと決められた時刻に退社することは大切です。短時間勤務は自分自身にとっても、周囲にとっても、それがやりやすい条件が整っていると言えましょう。

 しかしフルタイム勤務となるとどうなるか?これまで短時間勤務で早上がりしていた人がみんなと同じく終業時刻まで職場にいるようになるのです。これは周囲から「あの人はもう治ったんだな」と誤った認知をされるリスクが大いにあります。だって、定時まで職場にいるのですから。段階的に勤務時間を延ばしていって、今はフルタイムで慣らし中なんですよと理解してくれることはあまり期待できないかもしれません。周囲の人たちは定刻に退社できず残業で残って業務をする際、何の疑問も持たず仕事の話を持ってくるかもしれません。どんなに自分自身が定刻に切り上げようとしても、周囲はそれを許容できるような余裕はないかもしれないのです。

 そういったとき、どうするか。自分の意思をハッキリと明確に周囲に知らせるしかないでしょう。「まだ慣らし勤務中だから定刻に切り上げます」と何度も何度も意思表示していくことです。言われた人たちはそういう状況であるということに気づいて徐々に終業後に仕事を振ってくるケースは少なくなるとは思いますが、全員に行き渡るにはそれ相応の時間がかかることでしょう。フルタイム勤務で終業時刻まで職場にいるということはそれだけでリスクは隠れていると思います。

 この状態になっても耐えれる適応力が身に付いているか、体力が戻っているか、新たなストレッサーに対する防御力が備わっているか。周囲に対して自分の意思表示を明確に出せることが一種のストレス耐性であり適応力となります。そう考えるとフルタイムへのハードルは思っている以上に高いかもしれませんね。焦らず、焦らずです。

 では、また次回にて。

 byよそふる