メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

ブレーキとアクセル

『寝たきりの 愛猫の瞳(め)に 教えられ』

老齢の猫を飼っています。今月に入ってから急に体調を崩し、今は酸素吸入で寝たきりとなっています。身体の自由が利かなくなっても何かしらあれば意思を伝えようとし、少しでも口に入れれるものは入れようとする生きることへの力強さ。限られた時間の中で、ただその一瞬を一所懸命生きようとする姿勢に教えらえれること多大ですね。

 

 さて、先日、産業医面談を受けました。月に1回ペースで大体月末あたりに翌月の勤務パターンをどうするかということを焦点に面談を受けます。今月は短時間勤務での勤務時間幅を伸ばして試し通勤を行いました。当初の正午過ぎまでの勤務と比べて午後の途中(15時)までいることでの周囲の反応の変化が大きなストレッサーとなりつつありました。それらへのストレス対処策は自分なりに理解し、実践できていると思っておりますが、その状態でフルタイム勤務へ伸ばすかどうかについて産業医と話し合いました。

 結論を言えば、フルタイムでなく短時間勤務を継続です。自分の希望を産業医が汲み取ってくれました。ただし少し時間を伸ばしました。終業時刻を16時とします。実質、職場にいる時間が7時間程度になるので(前後の準備とか入れれば8時間弱)、時間的な負荷もベターなところだと思います。業務内容には特に変化はないので、この点はこれまで通り。ま、結構自由にさせてもらっているし、極力過度なプレッシャーがかからないように配慮を受けているので、この点は大変ありがたいですし、しっかり活用させてもらいます。

 短時間勤務継続とした一番の理由は周囲へのメッセージ。復帰してから順調に勤務時間は伸びてきていますし、自分自身でも自覚していますが、業務に対する姿勢や対人コミュニケーション、醸し出す雰囲気が元来の気質も合わさり結構ポジティブなものですから、周囲かはら「もう治ってきている」と勘違いされやすいのですね。

 以前、仮面うつ病の記事を綴ったこともありますが、表面的には元気そうに見えるのですよね。内面の葛藤はおそらく第三者は気づけない。近い身内でも気づけていないでしょう。正直、不安と期待がごちゃごちゃに織り交ざっている状況なんですよね。これがメンヘルの特徴です。ただ、仕事をしたり、人と接することが好きな性分ですし、何より人に必要とされているという気持ちが自分自身のモチベーションアップになるのです。その期待に応えようと張りきり過ぎてアドレナリンの制御が利かなくなるのでしょうね。

 今回メンタルダウンした背景の一つに、間違いなく仮面うつ的な要素はあったと思います。自分も他人も気づいていなかった。でも、今は違います。一番恐れているのは再発すること。その恐れが自分の頭の中にハッキリと根付いている以上、身体が無意識にブレーキを踏んでいます。おそらくフルタイム勤務とした途端に周囲の目線は良い意味でポジティブになるでしょう。そして、その期待に応えようとする自分がそこにいます。おそらく数ヵ月は持つでしょう。しかし、その先に待っているものは・・・・昨年と同じ展開が見えたのですね。

 自分の本心に正直に耳を傾けながら、ブレーキとアクセルを上手に使い分け荒道を超えていく。そういうスキルを身に着けることもストレス対処として重要なのだと思います。

 では、また次回にて。

 byよそふる