メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

依存症

 8月に入ってから最初のブログ投稿です。前月に続いて今月も時間外勤務などが原則無しのフルタイム勤務です。フルタイム勤務になってからの悩みと言いますか、自分自身のバイオリズムを安定させるために周囲の反応と合わせながら苦慮している状態は変わらずですね。今月も多少の浮き沈みを感じつつ、無理せず自分のペースでじっくりやっていきます。

 今日、タレントの田村淳さんが主催するYouTubeを視聴しました。『田村淳のアーシーch』ってやつです。結構有名なチャンネルなんですね。実は初めて見ました。私はこういうのって疎いんですよ。で、何のコンテンツかというと、今、巷で有名なガーシーさんこと東谷義和さんがゲスト出演されて、リモートで色々対談をされるという内容でした。

 何かと話題を振りまいているガーシーさん。私も政治に関心があるので、結構、興味深く動画を観ました。単純に「ガーシーさんってどんな考えの人なのかな?」っていうくらいの関心からです。

 対談の中で、ガーシーさんご自身が『ギャンブル中毒であった』ということに触れていました。調べてみると、ご自身の『ガーシーch』の中でもカミングアウトされていたのですね。4月ころですかね。これも一種の暴露ですね。ガーシーさんについては、なんか詐欺事件がどうこうとか、そんな詐欺事件を起こした人が政治家になるなんて、等、批判めいた声も耳にしていましたが、誰だって人それぞれ脛に傷を持つものでして、逆にそういった経緯も含めて有権者が選んだのは尊重すべきかなとも考えます。

 話が少しそれましたが、ガーシーさんが『ギャンブル依存症』であったということに大変関心を持ちました。ご本人曰く、少しでもお金を手に入れたらその足ですぐにギャンブル場に向かっていたとか。その結果、成り行きで知り合いの女性知人たちにBTS(こっちもあんまり知らないけど有名だそうですね)に会わせる詐欺事件を起こしてしまった、と。犯罪にまで手を染めてしまうのですから、おそらく相当の依存状態だったでしょうね。

 ご本人はそのようなご自身をしっかりと振り返り、現在はカジノのないドバイに移り渡ったそうです。なるほど!だからドバイに今お住まいだったのか、と納得しました。もちろん、そこに行きつくまでには色々な紆余曲折もあったことでしょうが、大切なポイントは『自分自身がギャンブル依存症であることを自ら認め、その症状を克服するために行動を起こしている』という事実だと思います。これはすごく大切なことだと思います。

 依存症にはアルコール、ニコチン、薬物などの物質に依存するタイプと、ガーシーさんのようにギャンブル、ゲーム、買い物、セックスなどの行動に依存するタイプの大きく二つに分かれます。どちらのタイプも脳に変化が起きることで症状が現れているだけで、本人の心の弱さからは発症しているわけではありません。

 例えばアルコール依存症は国内で130万人を超える方がいると言われていますが、実際に治療行為を行っている人は10万人程度だそうです。そして、ギャンブル依存症にいたれば、実に320万人!もいるとか。実際の治療に至っている人は3000人程度だそうですから、アルコール依存症よりもある意味質が悪いかもしれません。それだけ本人や周囲の自覚が追い付かないということでしょうし、ギャンブルしやすい環境があるということですので。

 ガーシーさんは自らの状態を認め、ギャンブルをしたくても物理的にできない環境に身を置くことで、おそらく今も闘病中なのだと思います。そういったことを考えれば、帰国しない正当な理由の一つにもなるのではないでしょうかね。医師の診断は必要でしょうけど。

 メンタルヘルスで様々な心の病となったとき、ついつい快楽を求めて現実逃避をしてしまうこともあると思います。人間は弱い生き物ですので、そういった心理もよく理解できます。実際、私もそういった面はあると自覚しています。だから気を付けているわけです。一時的な現実逃避であれば、高価な勉強代とかで済むかもしれませんが、それが常態化してしまったときの悲劇は想像を絶します。

 依存症という深みがあるということを頭の片隅に置いておくだけでも、メンタルヘルスに取り組み意識はより良いものになっていくのかな、と考えます。

 では、また次回にて。

 byよそふる