メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

勤務間インターバル

 先日のブログで睡眠時間を7時間(5時間+2時間)確保することについて綴りました。個人差はありますが、日中活性化した脳を十分に休めて、脳の中を整理整頓するための時間をしっかり確保したいところです。しかし、何しろ忙しい昨今。そんな睡眠時間を確保する余裕があるどころか、削れるのは睡眠時間のみという方も多いと思います。これでは益々心身が病んでしまいますね。

 今回のタイトルにしました『勤務間インターバル』という考え方があります。これは、一日の勤務の終了時刻と次の日の勤務の始業時刻との間(=勤務間)をしっかり休む(=インターバル)時間を取りましょうという考え方で、欧州などではすでに導入されている国もあるそうです。

 日本においては、平成30年7月に『働き方改革』に関する法律(正式名称『働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律』・・・な、長い・・・💦)が施行され、この中で勤務間インターバル制度を導入することが企業の“努力”義務となっています。この“
 努力”ってところが味噌でして、要は必須ではなく罰則もありませんので、導入している企業はほとんど無いかと思いますね。ちなみに令和7年までには制度導入企業を全国15%に持っていくそうなので、これからは大企業を中心にゆっくりと広まっていくものと思います。

 もう一度、勤務間インターバル制度の概要を言いますと、1日の勤務終了後、翌日の始業時刻までに一定の休息期間を設けることであり、そうすることで働く方の生活時間や睡眠時間を確保することを目的としています。そう、睡眠時間の確保が目的なのですね。

 例えば就業時間が9時間(8時間労働+1時間昼休憩)となっている場合、24時間-9時間=15時間の私的な時間が得られます。得られるはずです。でも、実際には出社してから準備とかの時間もありますし、残業なども入れたら、その15時間がどんどん目減りしてしまいますよね。2時間の残業が入って、さらに往復の通勤時間が2時間だとしたら、単純計算15時間-2時間-2時間=11時間ですよ。

 さて、睡眠時間が7時間は確保しておきたい、としたとき。上述の11時間から7時間を引きまして残り4時間。この4時間の間に夕食とったり、お風呂に入ったり、ネットを見たり、勉強したり、なんか趣味をしたり、等々。はたして4時間は満足できる時間なのかどうか?育児などの生活時間を考えたらあっという間に時間は飛んでいくことでしょう。

 ここに書いた例は時間外が2時間、往復通勤時間が2時間の場合です。これが延びればその分、個人の時間は減っていく。生活時間が無くなる。仕方がないので睡眠時間を削る・・・そして体調を崩す、といったことにならないようにするのが『勤務間インターバル』ということです。

 政府には是非頑張ってこの制度の導入を広めてほしいと思います。また、残業ありきの働き方はやっぱりダメだと考えます。がむしゃらに頑張ることを否定するものではないですが、すべての人が残業ありきである必要は無いと思いますし、私個人の考えではそもそも一日8時間の勤務ですら長いと思っています。おそらくですけど、一日5時間とかにすれば、それはそれなりに社会って適応すると思うのですよね。なんで8時間なんでしょうね?誰が決めたんだろう?

 とまあ、色々書きましたが、言いたいことは、睡眠時間は大事なのでそのために国策でやることは是非進めてほしいとということです。個々人の意思で睡眠時間を確保する努力は出来るに越したことは無いですが、職場の同調圧力もあってなかなかそうは出来ない人は多いでしょうし、往々にしてそういう方々がメンタルヘルスに陥りやすいと考えます。ですので、法律の力で睡眠時間など個人の生活時間を確実にキープする政策は大いに期待したいですね。

 では、また次回にて。

 byよそふる