メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

5時間+2時間

 休養中から復職にかけて特に意識したことは生活リズムを整えることでした。生活リズムを整える一つの目安が睡眠時間と考えます。今現在、一日の睡眠時間は23時就寝、翌朝6時起床の7時間を保つように意識しています。この時間は特に何かしらの根拠があって決めたわけでもなく、定刻に出社するためには朝6時には起床せねばならず、そこから逆算して床に就く時刻を22時、23時、24時と色々試して23時就寝がいい塩梅だったというだけです。さすがに日をまたいでからの就寝はNGでした(寝た感じがしません)。

 先日、とあるツイートが目に留まりました。そこには「脳が眠るとき5時間の睡眠で脳の中をリセットし、2時間かけて脳の中をデフラグする(整理する)」というものでした。単純計算で睡眠時間は7時間を確保する必要があるということです。眠ることで活性化した脳を休める(=リセットする)という意識はありましたが、デフラグという概念にはハッ!としました。

 パソコンなどを利用している方ならデフラグと言われればピンと来るかもですね。パソコンで言うデフラグとはハードディスクの記録状況を整理整頓することです。パソコンを使用しているときディスクに保存されるデータはその時点で空いている領域にランダムに記録されていきます。これを何度も繰り返すとディスクの利用状況が勿体ない状態になってしまうのですね。また、乱雑に置かれたデータを呼び出しにいくときに時間がかかってパソコンにも負荷がかかります。タンスの中に乱雑に衣類を入れこんでしまった状態と同じです。

 ですので、時折、デフラグという動作でディスクのデータ保存状況を整理整頓してあげる必要があります。こうすることでパソコンを快適に使えるようになります。人間の脳も同じこと。眠ることで脳の中の記憶状態を整理整頓してしまうのですね。そうすることで、次に目が覚めたときに前日までの記憶を呼び起こしやすくなるということです。その脳の整理整頓のためにおおむね2時間はいるそうです。

 5時間のリセット時間と、2時間の整理整頓時間の計7時間が必要となる睡眠時間。図らずも今現在の睡眠時間とぴったり合致していました。決して狙っていたわけではなく、この時間に行きついたのは人間の生存本能のようなものでしょうかね。心身が快適な睡眠時間を模索していくうちに何となく7時間の睡眠となったのだと思います。前述したように今の生活リズムでは出社のためには朝6時に起床となりますから、おのずと前日夜23時に寝ることが今の自分にとって理想ということなのですね。深く考えず、そのルーチンを繰り返していくことで生活リズムが安定し、メンタルの安定を図ることができそうです。これが一次予防につながっていくのだと思います。

 なお、理想の睡眠時間についてもう少し調べて見ましたら、米国で行われた大規模調査の結果によれば、睡眠時間は短すぎても長すぎても良くないようです。その調査では、睡眠時間7時間の方が最も死亡率が低く長寿であったそうです。短い睡眠時間が健康リスクを持つことは想像しやすいですが、8時間を超える睡眠時間でも死亡リスクが高まるというのは少々驚きでした。もちろん個体差はありますので、7時間が誰にでもベストというわけではありません。色々な時間を試しながら自分の身体に適した睡眠時間を見つけて、その時間を日々キープするということが身体にとって良いのだと思います。

 すべての健康の源は快適で良質な睡眠から。常に意識していきたいですね。

 では、また次回にて。

 byよそふる