メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

自立支援医療

 蒸し暑い日が続きます。徒歩通勤は続けていますが、行きも帰りも汗だくでちょっとテンション下がり気味。タオルやドリンクなど色々暑さ対策はしていますが、元来、汗かきなのでどうしても汗が吹き出してしまいます。何か有効な対策を施したいと思う日々です。

 さて、先日は2週間に1回の定期通院でした。以前のブログで『自立支援医療制度』についての紹介記事を綴りました。今回もそのお話となります。自立支援医療制度とは、障害にかかる医療費の自己負担額が少なくなる制度です。大体、通常の医療費は3割の自己負担ですが、自立支援医療制度を活用すれば1割負担で済みます。

 これは大きいですね。財布にとても優しい制度です。具体的に私の場合で言えば、現在の受診費用が500円を切ります。制度活用する前は1500円程度でした。実に3分の1、これはお安い!薬代も1割負担になります。私の場合は薬代は400円くらいです。制度活用前は1200円くらいですね。合算すると、1回の通院に当たり、現在は900円程度ですが、制度活用前は2700円程度でした。これが月2回のペースですので、現在は1800円に対し、以前は5400円。こう比べるとこの制度を活用することがいかに効果てきめんかご理解いただけるかと思います。

 メンタルヘルス治療はとにかく完治するまでに時間がかかります。症状の程度によりますが、病気療養を必要とする方であれば短い方でも1年くらい、長い方はそれこそ何年もかかります。治療には当然のことながら医療費がかかります。時間もコストもかかるのです。そこにこの自立支援医療制度を活用する手があるのです。

 結構、この制度をご存じでない方は多いようですね。医療機関によってはあまり積極的に紹介はしていないところもありますし、制度の対象となっていないところもあります。医療機関からすれば手間は増えるだけでメリットないですから。自立支援医療での負担額を補填してくれる機関は自治体です。つまり、医療機関に入ってくる医療報酬額は同じですが、入り先が健康保険と患者だけでなく、そこに加えて自治体という3者から入ってくることになります。経理処理としては手間が増えるのですよね。煩雑になるのです。

 また、これは私の自治体での話ですが、自立支援医療の受給者証みたいなものを自治体より渡されますが、これが超アナログです。ただの紙媒体です。で、病院や薬局はその紙(所定用紙)に何月何日に何円と”手書き”でいちいち記載しないとなりません。これはすごい手間だと思います。手書きですよ、手書き。

 通常、医療機関で受診や薬を処方してもらえれば専用の会計システムでレセプトという医療報酬明細書が打ち出されます。レシートみたいなものです。スーパーのPOSレジと同じです。でも、自立支援医療受給者証にはいちいち手書きで日にちと金額を書かないとなりません。良い制度なのですが、ここだけ昭和でした。これは大変残念です。おそらくこの点も医療機関があまり積極的に言わない要因となっているかもしれませんね。

 と、後半は欠点を綴ってしまいましたが、治療を受ける立場からすればこの制度は絶対に活用すべしです。私の治療も比較的順調に進んでいるとは言え、まだまだ予断は許しません。ちょっとしたことでバイオリズムは崩れますし、現在服用している薬もまだまだ続けていく必要があります。今回紹介した自立支援医療制度などを上手に活用しながら、じっくりと自身の心身回復に努めていきたいと思います。

 では、また次回にて。

 byよそふる