メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

他人を変える

 人は誰しも今の自分で満足できない方が多いのではないかと思います。人として生きる以上、誰だって長所もあれば欠点もあります。「自分のこういうところをもう少し直せたらな~」と思うこともしばしばでしょう。変わろうという意識があれば人は変わることができます。でもあくまでコントロールできるのは自分自身だけ。他人を変えることはできません。

 先日、職場管理者の中で、職場アンケートの結果についてフィードバックがありました。今務めている会社では年に1回、この手のアンケートを取ります。職場の働きやすさとか雰囲気とかの意見を出してもらうアンケートです。この手のアンケートは記名式にするとまず正直に書かれることはありません。ですので、匿名で自由記述となります。匿名式ですので、ここぞとばかりに普段思っている不平や不満をぶつけてくる、内容としてはネガティブオーラ満載のアンケート結果が現れるというわけです。

 もちろん、その中には本当に困っていて、藁にも縋る思いで一所懸命に訴えた内容もあると思います。それらのアンケート結果を事務局が精査して、これは職場で解決しないとならないと思われた内容については、早急に対処するように職場管理者にフィードバックであり、指示が出るわけです。

 ということで、管理者だけが集まってその内容を吟味します。大体想像つくとおり、ハラスメントを受けているなどといった訴えが綴られています。匿名であり、いつ・誰が・誰にといったいわゆる5W1Hは不明瞭ですので、そこは想像力を働かせるしかありません。とは言え、普段から従業員とコミュニケーションをはかり、職場の状態を見ておけば大体想像はつくのです。つくはずです。しかし、、、集まった管理者からは的外れなコメントばかり出てきます。

 実は、その的外れなコメントをされる管理者さんたちが大体、パワハラなどのハラスメントを無意識(だと思いたい)にされています。自分のことをアンケートでは書かれているのですが、当人は全くそこには気づきません。これも鈍感力なのかもしれませんね。ある意味、有スキル者です。自分のことを言われていると気づけば、誰だって嫌な奴とは思われたくないでしょうから、それなりに自戒して言動を直そうとするもの。そう、自分自身で気づけば、自身で変える努力をするものです。でも、気づいていない。気づけていない。だから変わりようがない。そこが難しくもあり、もどかしい面です。

 今回は職場アンケートのフィードバックの場面での出来事を綴りましたが、こういった場面がしょっちゅう発生します。私がメンタルダウンした理由の一つがここにあります。職場の声を聴き過ぎて、そこに感情の重きを置いてしまい、そういった無自覚の人たちを何とか矯正しようと働きかけた。でも、ストレートに伝えることもできず、結局、何も変わらないどころか事態はますます悪化することで、私自身の心が疲れてしまったという感じです。

 長期休暇から復帰してもその現実は変わっていないことは改めて理解できました。以前と同じ轍を踏まないよう、決して何とかしようと焦らず、今は自分自身の体調のケアを第一に意識しています。他人を変え、職場を変えることはとてもとても大きく難しい課題です。今は力を溜めるとき。焦らず、焦らず。じっくり行って吉ですね。

 では、また次回にて。

 byよそふる