メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

従業員の健康管理

五月晴れ 大樹に集う 午後の空

 5月最初の日。いつもの通り近所を散策してましたら、良い感じの公園というか、大きな木を見つけました。日立のCMを彷彿とさせるその存在に一句詠んでみました。

 

 私は職場での立場は管理者であり、労働法的には管理監督者となります。管理監督者労働安全衛生法としてその職場に務める従業員の健康に配慮した労働環境を構築することが求められています。少子高齢化で働き手が少なくなっており、管理者が一人のプレイヤー、すなわちプレイングマネージャ化している状況で、従業員一人一人の安全・健康に配慮するということはなかなか難しいものもあります。そして管理しなければならない対象は一人でも増えれば、それだけかかってくる負担も上乗せされます。

 私の場合は、会社の直接雇用社員だけでなく派遣社員も多く抱えています。と言いますか、派遣社員の方が多いです。今の時代、そういう職場も珍しくはなくなったのかもしれません。直接雇用社員と書いたのは、正社員だけに留まらないからです。いわゆる狭義の正社員もいれば、地域限定社員契約社員、退職再雇用社員(いわゆる60歳超え)等々、その雇用形態は実に多岐にわたります。

 私の勤める会社は、それぞれの雇用形態ごとに就業規則・労働条件を丁寧に設定しています。ま、労働組合が強いのでそういう労働条件の整備は昔からきちんとされていたようです。ただ、規則がきちんと整備されているのは良いのですが、その決まり事がともかく多岐にわたっているため、同一事象に対して雇用形態ごとに対処できる方策が微妙に異なってきます。「同一労働・同一賃金」をもっと拡大して「同一労働・同一条件」とでもしてほしいくらい。雇用形態の多様化は管理監督者への大きな負担となっていることは間違いないと思います。

 そこに派遣社員の管理も入ってきます。前述したように直接雇用社員より多い人数です。派遣元会社も複数社に分かれるため、派遣元会社ごとに労働条件が設定されています。その内容を踏まえて、何かしらの事象に派遣先会社、つまり受け入れ会社の責任者として色々と対応する必要があります。

 労働安全衛生法としては、そこに務める従業員を一括りに見ているところがあります。厳密には直接雇用者と派遣社員などは分別されるかもしれませんが、安全・健康を配慮するという点ではその事業所の管理監督者がしっかりと見ていくことが求められます。

 私はこれらをきっちりやろうとして、やろうとし過ぎて業務量・質に対する自身のストレス耐性が限界に達しました。管理監督者が従業員の健康を気にしすぎるがあまりに自身の健康を害するという本末転倒な状態になってしまったわけです。職場に復帰して与えられる職場環境に大きな変化はありません。いかに上手にこれらのストレッサーと付き合っていくか、これが一番の課題ですね。とりあえず完璧をめざすことは捨てております。任せられるものは他に任せて、ほどほどに、ほどほどに。今月もメリハリつけてやっていくこととします。

 では、また次回にて。

 byよそふる