メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

リワークプログラム

青葉濡れ 喉を潤す 小虫かな

 今日の近所散策から。今回も濡れ青葉の写真です。先日と同じような句となってしまいました。断続的に雨が降ったことで草木だけでなく虫たちも喜んでいる様子でした。

 

 以前のブログでEAP=従業員支援プログラムということで綴りました。この支援プログラムの中に「リワークプログラム」というものがあります。リワーク=復職です。すなわち復職支援プログラム。今回、私は元の職場に復帰しておりますが、そういうケースはもしかすると余り多くないかもしれません。メンヘルとなったストレス要因、つまりストレッサーは勤務先そのものにあるかもしれないからです。

 ストレス対策として一番理想的なことはストレス要因の排除です。勤め先の人間関係やブラックな職場環境などが大きなストレッサーとなり心を病んでしまったのだとすれば、その人間関係や職場の雰囲気が改善しない以上は降りかかってくるストレッサーは変わらないままです。私はそこに対して考え方を変える・反応の仕方を変えるという認知行動でストレス耐性を上げることで対応しようとしています。しかし、そうもいかないケースになる方も多いでしょう。相当な心のダメージを受けてしまい、勤務先に対するトラウマが強い状況だとすれば・・・考えられる方法は転職となります。

 ただ、簡単に転職できるようなメンタルの状態でもない。まずはしっかりと脳を休め、心を休め、少しずつ少しずつ心身の回復を図っていくしかありません。時間もかかります。数ヵ月、いや数年かかるかもしれない。それだけの長い期間、世間から一歩離れた状態にあったとき、心の不安は増大し、もう一度働こうとすることはとても大きな勇気が必要となってきます。

 リワークプログラムはそういった状態にある人たちを実社会に復帰してもらうために手助けするプログラムです。官民それぞれに支援事業を専門とする機関があるようです。官公庁で言えば地域障害者職業センターというものがあります。これは各都道府県に設置されていて、職場復帰に向けたジョブトレーニングからハローワークと連携した就職相談などを行っています。民間団体でも同じようなプログラムで支援事業を行っているところがあるようです。ネットで「リワークプログラム」とググると結構ヒットしました。私が通院している病院もリワークを支援するための集団トレーニングなどを行っているようです。

 このように様々な支援プログラムは世の中には用意されていて、病気治療に対するケアだけでなく、心身回復後の社会復帰支援など、調べればなかなか手厚いサービスがあるということが見えてきます。こういう情報を知っているか・知らないかだけでもメンヘルになったときの不安に対する考え方が全然違ってくると思います。自分ではなく家族とか知人とかがメンヘルになる可能性も否めません。うつ病の発症率は1~3%と決して珍しくない病気なのだから、直接的にも間接的にも身に降りかかってくる病気と思って良いでしょう。

 メンヘルになるかもしれない。でも正しく対応すれば必ず治る。社会復帰もサポートがある。これを知っておくだけでも前向きになれる気がします。

 では、また次回にて。

 byよそふる