メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

仕事のストレス判定図

 ストレスチェックというものがあります。これは労働安全衛生法という法律で決められている検査制度であり、常時50人以上の労働者を使用している事業場の労働者に対し、1年以内ごとに1回、必ず定期的に実施しなければなりません。事業場というのがポイントで、企業単位でなく事業場単位です。物理的な職場環境におけるストレス度合をチェックする意味合いが強いと考えます。これは派遣労働者の方も対象で派遣元事業場にストレスチェックを実施する義務があります。やったことがないと思う方は、会社が労働安全衛生法を順守していない可能性がありますので注意しましょうね。

 で、このストレスチェックで分かることは大きく2つです。1つ目は労働者自身のストレス度合。大体、ストレスプロフィールみたいなもので表示され、自分にとってのストレス因子やストレスによる心身反応などが数値的に見えるようになっています。検査時点でのストレス度合を客観的に見れますので重宝しますね。私はこのチェックで自身がメンヘルになっていることを察し、産業保健スタッフに相談しました。

 そして2つ目。これが今回のブログのテーマである「仕事のストレス判定図」です。これ、何が分かるかと言いますと、その職場における業務量・質の度合い、上司・同僚からの支援度合です。全国平均と比べて高いか低いかがグラフで見えるようになっており、職場における仕事のストレスによる健康リスクが数値化されています。簡単に言うと全国平均を100として、100より上なら健康リスクが高い、下なら健康リスクが低い、といった感じです。例えばリスク値が120なら求職者が発生する確率が全国平均と比べて20%(!)高いということです。

 私の勤務先でも例年ストレスチェックを実施しているのですが、これまで管理者である私にでさえ、仕事のストレス判定図のフィードバックはされませんでした。大きな組織なのでどこかで止まっていた可能性もありますが、職場環境を管理監督しないとならない立場なのにどの手の情報が返ってこないことには少々不満がありました。

 が、今回は初めてフィードバックされました。やればできるじゃない!ということで、さっそく自担当の健康リスク値を見たところ・・・えっとあえて数字は書きませんが(部外秘でもありますので)全国平均より圧倒的に高い数字、つまりめちゃくちゃストレスによる健康リスクがある職場であると判明しました。そりゃ、私自身もメンヘルになるわ、、、と感じた次第です。

 管理監督者として、こういった状況になってしまった責任の一端はあることは自覚していますし、元々着任したときから職場環境が病んでいると肌で感じていましたが、改めて客観的な数字で示されると声も出ません。しかし納得です。気になるのは他の管理者や上位の管理者がそこに対してどこまで危機感を持っているか今一つ感じれないこと。業務に追われて、皆さんそこまで頭が回らなくなっているのかもしれませんね。

 自分自身がメンヘルとなり、長期休養し、復帰したことから得た経験を何かしらの形で活かしていければと思います。ちょっと目標ができました。道は険しいですが、ぼちぼちやれることをやっていこうと思います。

 では、また次回にて。

 byよそふる