メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

仮面うつ病

 メンタルヘルスの中でも代表的な疾患であるうつ病。その発症率は人口の1~3%とみられ、また一生のうち一度以上うつ病にかかったことのある人は7%前後と決してまれな疾病ではないそうです。うつ病心の風邪とも言われますが、誰しもがかかりやすいという意味でも用いられているのかもしれません。1~3%となれば従業員100人いる職場なら1~3名はうつ病にかかっていても珍しくないということです。かぶせて言えば病院に行って専門医の診断を受けて始めてメンタル疾患と認定されるわけですから、本人も周りも気づかないままにうつ病にかかっているケースも考えられますね。仮面うつ病というものです。

 仮面うつ病は肩こりとか頭痛とか身体的な不調が顕著に出過ぎるものですから、ただの身体的な疾患の何かだと思い込み、うつ病と気づかないというものです。身体症状に出ている時点で心身症の類に入るかもしれませんが、肩こりや頭痛など日常的に起こりやすい症状から、まさか裏にうつ病が潜んでいるとはなかなか気づけないのも無理はないかと思います。

 どの病気においても言えることですが、うつ病は治癒するのに結構な時間を要しますので、少しでも早く気づくに越したことはありません。ただし、うつ病は精神的な側面から症状が自覚されることに対し、仮面うつ病は上述したとおり日常的に起きやすい身体症状に現れるものですから、往々にして発見は遅れやすいと言えましょう。

 さて、どうすれば早く気づけるかというところですが、正直、解決策は思いつきません。まずはこういう仮面うつ病というものがあるということを知っておくだけで少しは違うかもしれませんね。頭痛や肩こりなどの身体症状が続いて色々な病院を受診しても「異常なし」と片づけられる場合はそちらの方面も疑ってみるのもありかもしれません。心身症の診断・治療は大抵、心療内科が対応します。心療内科でも身体疾患などの症状も診てくれる病院もあるので、そういう病院を見つけておくのも良いかと思います。もしくはかかりつけ医があるのであれば、まずはそこから頼るのもありでしょうね。

 仮面うつ病になりやすい人とうつ病になりやすい人は大体似たようなタイプと言われます。生真面目で責任感が強く、自分に厳しく、でも心配性となる繊細なタイプ。結構、多そうですね。私?私はドンズバでこのタイプですね。自覚しています。自分のタイプを知っておけばそれなりに対処(コーピング)できるので、自覚することは大切だと思います。

 では、また次回にて。

 byよそふる