メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

自意識過剰

 長期療養となり職場不在の期間が長くなった中で、ふと気づいたことがあります。そもそもメンヘルで不調となったにも関わらず、無理をして出社し仕事を続ける。頭の片隅では投薬を受けながらでも、仕事を続けながら体調を回復したい、という思いが少なからずありました。メンヘルの治療では、一に休養、二に休養、ともかく休養です。投薬はそのあと押しみたいなもの。まとまった休養が取れるからこそ、思い切った投薬ができるようになるのです。そう考えれば、早めに休むことで、より早く体調を回復できるわけであるのですが、なぜ休養することを選ばないのか?それは自意識過剰によるものだと考えます。

 自意識過剰とは必要以上に自分の意識に反応すること。コトバンクでは「他に対する自己を意識しすぎること。自分が他人にどう見られているか考えすぎること、また、そのさま」と紹介されていました。ここで言う「他に対する意識」とは、仕事においては例えば、「自分がいなければ業務が回らない」「自分は周囲から必要とされており不在となれば周囲に迷惑がかかる」などですね。自意識過剰そのものだと思います。休む勇気がないのか、休めない理由を作っているだけなのか、はたまた体調不良だけど周囲のために頑張っている自分を見せているだけなのか、、、ナルシストですね。自己満足です。結局、無理を重ねて心身状況をさらに悪化し、休みが長期化することになります。

 さて、休んでみて気づくこと。それは、、、自分がいなくても仕事はそれなりに回っているという事実です。あれ?自分がいなくても大丈夫じゃん。休めない理由を並べていたアレは何だったのでしょうか?でも、大概にして仕事とはそういうものです。自然界では災害などイレギュラーなことが発生しても時間が経てばそれなりに安定した状態に戻ります。人間社会だってそうです。結局、与えられた環境・条件の下で、それぞれの立場の人が自分たちのやりやすいように安定化を図るのです。

 確かに一人一人を細かく見れば、一人でさらに業務を抱えている人、適当に流している人、自分は何もせず誰かに押し付けている人、色々あると思います。が、全体的に見れば一定の状況で落ち着いてしまうのです。人数が多い職場であればその傾向はさらに強いと思います。もちろん例外もあるでしょうし、すべてのケースにおいて必ずしも安定するとは言い切れませんが、大抵、いい塩梅をそこにいる人たちで形成してしまうことでしょう。

 私自身が管理者という立場もあり、メンヘルで長期療養することはいかがなものか?と自問自答もしておりました。でも、私一人くらい不在にしても会社は傾かないのですね。これは自分がいる価値がないとか、そういうネガティブなことではありません。他の誰かが、今回の私のような状態に陥った時は逆に自分がカバーすれば良いだけです。自分一人でなにかも背負い込んでいるわけではない。そういった気持ちを少しでも持っておくことでメンタルに余裕も出て、ストレス耐性も上がっていくのではないでしょうか。気持ちの持ちようで大きく変わりますね。

 では、また次回にて。

 byよそふる