メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

治りかけ

 前回に続いて復帰に向けての話です。復帰に向けての意欲が出てきて、体調もかなり回復してきたら、実際の生活リズムを意識して一日一日を過ごしていきます。出勤時刻に間に合うように朝起床して、支度を済ませ朝食を取る。日中を過ごし夜を迎え、就寝時刻になれば床につき、しっかり寝る。この実生活で当たり前にやっていたリズム感を取り戻します。もちろん、日中帯は家事でも趣味でも疲れない範囲で何かしら行動をしておくことが良いでしょう。仕事のことに関することをやっても良いかもしれませんね。

 ここで大切なことは決して無理をしないこと。メンタルが回復し意欲が出てきても、体力は想像以上に落ちていることも考えられます。上述した生活リズムの中でどれくらい疲労感が出るか出ないか、眠くなる時があるかないかといったことを自分自身で確かめていきます。眠くなったら、あんまり我慢をせず自然に任せて眠ってもよいと思います。眠くなるということは完全に本調子ではないかもしれませんし、まだまだ身体が疲れやすいのかもしれません。じれったいかもしれませんが、焦らずリズムを整えていくことが大切です。

 順調に日常の生活リズムが整いだし、心身ともに元気を回復してくれば、いずれ主治医や産業医から復帰の許可が出ることでしょう。その際は、さらに具体的な動きが出てきます。もちろん、いきなり復帰とはなりません。復帰時期を決めてそこに向けてリハビリもかねた準備をしていくことでしょう。例えば、朝起きてから身支度をして実際に勤務先の近くまで通勤してみるといったことを行います。通常の通勤手段を活用してです。できるだけ実際の状況に近いシチュエーションを作り、その中で自分自身がどこまで対応できるかを見定めていきます。と言いますか、身体を慣らしていくわけです。

 数日間の連続した休暇でも久々の出勤は結構ペースを戻すのに時間がかかります。ましてや病気療養で数ヵ月間という長期間の休暇を経てですから、ペースを戻すだけでも大変ですし、それなりに緊張感もあると思います。ですので、すこしでも本番環境に近い状態を繰り返して徐々に身体を慣らし、その環境がストレスにならないような工夫が必要となるわけです。

 ともかく焦りは禁物です。慎重の上に慎重を期しても過ぎることはないと思います。風邪とかは治りかけが大事とかと言いますが、メンヘルも全く同じですね。

 では、また次回にて。

 byよそふる