メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

苦手な人との接し方

 人間関係を形成する上で必ずついて回るコミュニケーション。前回までの記事では、聞く・聴く力について自分なりの意見を綴ってみました。良い聞き役になるだけでは、相手にとっては都合の良い人とだけなり、自分自身にとって聞くことでモチベーションが上がるのであれば良いのですが、逆にエネルギーを吸い取られるようなことになれば、本末転倒です。良い人というよりただのお人よし、おめでたい人となってしまいます。

 コミュニケーションそのものがストレッサーになるのであれば、できるだけ一緒にいる時間を避けるのが一番でしょう。特に肌が合わない人、傍にいるだけでマイナスオーラになってしまう人、そもそも自分に対してハラスメント的なことをしてくる人からは逃げるが勝ちですね。ですので、人間関係からのストレッサーに対する一番のコーピング(対応)は苦手な人から逃げることです。

 どうしても逃げることができないときはどうするか。良い聞き役に徹しその場を凌ぐのか。それだとストレスが溜まるのが目に見えています。ここは一歩勇気を出して積極的なコミュニケーションを図りましょう。とは言っても自分から積極的に話かけるというものではないです。ストレッサーに対し用もないのに自らアクションする必要は決してありません。

 苦手な人とコミュニケーションする際、相手が何か要求してきても、すんなり聞き入れるのではなく、協力はしたいが自分の事情もあるから今すぐはできないといった旨をアピールするのです。少しテクニックがいるかもしれませんが、自分の思いをやんわりと伝えることが大切です。そういったことを繰り返すことで、相手からすると自分が思い通りにコントロールできない奴だと思われ、徐々に離れていくことでしょう。そう、相手にとって都合の悪い人物になれば良いということです。積極的に良い意味の悪者になりましょう。

 それでも自分の都合を言うのは難しい。小心者だから上手く言えるかどうか分からない。そもそもそれが出来れば苦労はしない。そういう方も多いと思います。私もそうです。苦手な人にはどうも言いずらい。話するのが好きなのに苦手意識があって上手く言葉に出ない。我ながら嫌気がさします。そんな時は仕方がないのでとりあえず聞き役になりましょう。当たり障りのない範囲での受け答え。そう「人口無能」になるのです。心を無にしましょう。

 心の籠っていない返事をするだけで相手にそれなりの圧をかけることは可能です。できれば、返答するときに『間』を置くとさらに良いと思います。言葉で表せなくても、非言語での『No』を伝えることができます。例えば、相手から無理難題を言われたとき、無表情で相手の目をじっと見て、数秒置いてから「分かりました・・・」と応える。自分がされたときを想像してみてください。結構、効き目あると思いませんか?

 長くなったのでは、また次回にて。

 byよそふる