メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

4つのケア

 メンタルヘルスケアについては、厚生労働省が「労働者の心の健康の保持増進のための指針」として『4つのケア』の継続的実施が求められています。『セルフケア』『ラインケア』『事業場内産業保健スタッフ等によるケア』『事業場外資源によるケア』の4つです。

 1つ目の『セルフケア』は名称のセルフのとおり、自分自身で行うケアのことです。セルフスタンドとかのセルフですよね。日常の社会生活では大なり小なりストレスを感じながら生活しています。それらのストレスに対して自ら予防、軽減する営みです。マインドフルネスとか色々手法がありまして、どこかの機会で本ブログでも頭の整理もかねて記述してみたいと思います。

 2つ目の『ラインケア』は、職場や組織において「縦のライン」とか言うのではないですかね。そのラインです。自分から見ての上長など、縦の命令指示系統です。上長は大体、管理監督者的な立ち位置にあり、何を管理するかというと、業務管理であり、労働管理であり、服務管理であり、色々です。社員の健康管理も当然にして含まれます。世の中の管理監督の立場にある方は、このラインケアは勉強しておくことをお勧めします。絶対に業務に役立ちます。私もこの知識があったから、今回の産業医面談を経由してから専門医療機関での治療に自力でたどり着けたわけです。個人的にはこれもある意味、広義のセルフケアなのかもしれないと感じています。

 3つ目の『事業場内産業保健スタッフ等によるケア』は名称が長ったらしいですね。労務用語は固くていけません。事業場とは要は会社です。会社にいる産業保健スタッフさんたちのお力を借りてケアすることですね。ここからは医療保健の専門家が登場してきます。産業保健スタッフさんには、産業医保健師などを指します。会社内にその道の専門家がいるということだけで心強いですよね。誰しもが医療保健の専門知識を持っているわけでもないし、いくらネットで情報を拾える時代とは言え、自分にとって都合のよい情報だけ仕入れて間違った医療をやってしまうなんてザラにありますので。今回、私が活用したケアはまさにこれです。自分自身で医療機関を探すのは大変。特にメンタル系の医療機関は当たり外れが激しいです。過去にもメンタルダウンしておりますが、今思えば、そのときの病院が良かったかどうか怪しいところです。ということで、保健師さんを頼って産業医面談を行ってもらった次第です。

 最後に4つ目の『事業場外資源によるケア』は、会社以外での専門機関を活用したケアです。会社に産業保健組織などがない場合は、3つ目をスキップして4つ目になります。個人で医療機関を探して診察を受けるというのも、その有効性は別として、ある意味ここのケアになるかと思います。今回、私は産業医の先生から信頼のおける精神科クリニックを紹介してもらいました。結論から言えば、このクリニックは大当たりだったと思っています。最初のアプローチを慎重に行うことは大切だな、と感じました。

 次回からはクリニックでの受診状況などを記述していこうと思います。

 では、また次のブログにて。

 byよそふる