メンヘルと闘うリーマン四方山話

こんにちは。よそふると申します。当ブログへようこそ。社会人になって数度のメンタルダウンを経験。その経験談をよもやま風に語りながらこの社会をしたたかに生き抜くヒントを見つければと思います。

働く幸せ

人生を生きていく上で大事にしていく規範みたいなものを、どなたもお持ちだと思います。数年前の会社で企画された啓発セミナーに参加したときのことです。そこに招かれた講師から教えていただいた言葉が私自身の大きな心の軸となっており、常に意識しているものがあります。今日はその内容について簡単に紹介してみたいと思います。

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猫たちもお互いを必要としています

今日のタイトルの『働く幸せ』これがその時の講話タイトルだったと記憶しております(若干、違うかもしれません)。講師は日本理化学工業株式会社の大山会長(当時)です。このお名前を聴いてピンとくる方もおられるかもしれません。同社はチョークやクレヨンなどの文具製品製造販売をメイン事業としており、従業員数は86名(2020年2月現在)、その内63名の方が何らかの障がいをもたれています。

 参考 日本理化学工業株式会社HPより

  ↓

www.rikagaku.co.jp

大山会長は創業時点から障がい者をたくさん雇用することを目標にされていたわけではありませんでした。発端はインターンとして特別学校の生徒さんたちを企業研修として数ヶ月間迎え入れたときのこと。その学生さんたちの真摯な働きぶりに従業員の方々も感銘し、大山会長も心を動かされ障がいを持たれる方を積極的に採用するようになったそうです。大山会長の講話はyoutubeなどで『働く幸せ』で検索すると結構ヒットするので、一度視聴されても良いかもしれません。

大山会長を動かした背景には、とある導師から教えていただいた言葉がおありでした。その言葉とは次のとおりです。

「人間には4つの幸せがある。

 1つ目は、人から愛されること

 2つ目は、人から褒められること

 3つ目は、人の役に立つこと

 4つ目は、人から必要とされること

 このうち1つ目の愛されること以外は働くことで得ることができる。」

この教えは企業経営だけでなく、生きていく上であらゆる場面で活用できると思います。

人は「褒められること」「役に立つこと」「必要とされること」で幸せを感じるのですから、逆に言えば自分が相手に対し

 「褒めること」

 「役立っていることを伝えること」

 「必要とされていると伝えること」

を行えば、相手の方はきっと幸せな気持ちになってくれるのではないでしょうか。誉められて悪い気になる方はそうはおられないでしょう。別に「褒め殺しをせよ」という意味ではありません。例えば何かしら仕事をお願いしたときにその仕事が終われば「ありがとうね」という一言を添えれば良いだけです。そして「よく出来てるね」とか「この仕事をやってくれて助かったよ」とか「あなたの仕事のおかげでお得意様への提案がスムーズに進んだ」とか、無理に盛らなくてもその時に自分自身が感じたことを伝えれば良いだけです。多分、そういった何気ない会話の積み重ねがお互いの信頼感も向上させていく、チームとしてのより良い形が築きあげられるのではないでしょうか。

もちろん仕事上の話だけではありません。大切なパートナー、家族、友人などに対しても活用できるでしょう。特に夫婦間での会話では是非使ってもらいたいと思います。実際、パートナーがあってこその自分なのですから。それに無条件に1つ目の「愛されること」も加わりますね。素直にパートナーを愛しましょう。

人は誰しも一人では生きていけません。その人がいるから自分は生きていける。そういった感謝の気持ちを少しだけ言葉にするだけで世の中には幸せの芽が広がっていき、ちょっとずつ生きやすい社会が築き上げられていけば良いなと考えます。大切な言葉を教えていただいた大山会長に感謝し、教えていただいたことをしっかりと実践していこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。